カムイコタンへの道

− アイヌモシリ・カムイコタン −

2002. 7. 24


■ 紹介 ■

カムイコタンは旭川から西に16km、JR納内駅と伊納駅の間くらいに位置します。
自然が美しい石狩川沿いの景勝地で、アイヌに縁の深い土地です。

地名の由来は、アイヌ語で「神の居る里」。
でもこれ「悪神」なんだそうです。
岩礁の多い川が、かつて船の難所として恐れられた事から、そんな由来になったのでしょうか...最後は守護神に追い立てられたそうですが。

この伝説に由来する史跡や、アイヌ以前の民族が住んだと言われる竪穴住居遺跡、旧神居古潭駅舎など、のんびり散策するのに良い所だと思います。
川沿いにサイクリングコースも用意されているので、今度は天気の良い日に行ってみたいものです。


■ 交通案内 ■

私が北海道旅行した時の道程と乗り継ぎです。
神居古潭と二風谷は絶対訪れる予定だったのですが、ガイドブックに全然載ってなくて苦労したので、記憶の新しい内に書いておきます。
一番良いのは多分、車で行く事ですけどね(笑)。

バス、電車等を利用する場合、本数が非常に少なくて苦労すると思います。
できれば事前に、旅行日の乗り継ぎ時間を確認しておきたい所です。
現地で困ったら...地元の人に聞いてみるしか(汗)。
#お世話になった皆様、ありがとうございます。おかげで無事に帰って来ました。

私が辿った旅程についての詳細は各リンクを参照して下さい。

大阪 〜 旭川 〜 神居古潭(カムイコタン)

大阪
 →( 飛行機 : 伊丹空港から約2時間 )
旭川空港
 →( バス : 旭川駅前経由の連絡バスで約35分 )
旭川市街
 →( バス : 旭川バスターミナルから妹背牛or芦別行きで神居古潭下車、約35分 )
神居古潭

旭川 〜 二風谷

旭川
 →( 電車 : JR富良野線で約1時間10分 )
富良野
 →( バス : 13:00-14:10、占冠村行き、終点まで約1時間10分 )
占冠
 →( バス : 14:30-14:50、日高町行き、終点まで約20分 )
日高
 →( バス : 15:50-16:47、富川高校行き、資料館前まで約1時間 )
二風谷

※ 私が神居古潭や富良野を観光したが為のコースで、まっすぐ二風谷を目指す場合は新千歳が最寄空港。

二風谷 〜 新千歳空港

二風谷
 →( バス : 13:10-13:50、資料館前から富川高校行き、富川駅前まで約40分 )
富川
 →( 電車 : 14:39-15:23、JR日高線の苫小牧行き、終点まで約45分 )
苫小牧
 →( 電車 : 札幌行き、南千歳まで約20分、そこから空港行きに乗り換えて1駅 )
新千歳空港

※ 乗り継ぎが悪いので、高速・特急バスで札幌や苫小牧を目指すのが得策かも。1日1本のようですが(汗)。


■ 旅の話 ■

カムイコタンを求めて

実は、カムイコタンの場所を知らぬまま旅立ちました(死)。
小雨降りの中、旭川を目指して歩き続けながら、絶対、無事に帰ってこのページ作ろうと思いました。

二風谷宿泊

資料館も全部閉まる時間に、ようやく二風谷に辿り着く。
今夜の宿を探す所からスタート。

メノコマキリ

木彫り、織り物などの伝統的な民芸が今も続いている二風谷。
博物館で見たメノコマキリの製作者さんに会えました。


■ 写真館 ■

カムイコタン。荒々しい岩肌の渓谷が続く。
悪神が住むと言われてきただけの事はあるかも...。

昔は駅があったんですね。

旭川への帰り道いろいろ。疲れた...。

富良野のラベンダー。いちばん綺麗な季節は、ちょっと過ぎてたかな。

アイヌ資料館の屋外展示。民家や倉庫、小熊の檻など。

屋内も撮影自由。
展示品は多岐に渡ります。バス時間がなければ、もっとゆっくり見たものを...(泣)。

レッツトライ。
あ、ノンノは知ってるぞ(笑)。

民宿で一緒になった方の話。
「以前、シャケ皮の靴を作る為に、20匹のシャケから皮を剥ぐ作業をした。
 シャケにはすごい油があって、それから1年シャケが食べられなかった...」
どうやって作るんでしょうね??


とても楽しい旅行でした。
お世話になった皆様に、感謝。